名古屋の市バスでバスジャックを想定した訓練が行われました。

(犯人役)
「おい、運転手。俺は、このバスを占拠する。おとなしく言うことを聞け。わかったか」

訓練は名古屋市南区の名古屋市営バス鳴尾営業所で行われ、名古屋市交通局の職員25人が参加しました。

訓練では拳銃を持ったバスジャック犯が乗客を人質に立てこもり、車内に爆発物を仕掛けて逃走するという想定で行われ、職員は乗客を非常口から避難させる手順などを確認しました。

名古屋市営バスでは、ことし1月に44歳の男がナイフで運転手を脅迫し、爆発物を持っているように装い、乗客ら17人を人質に取るバスジャックがありました。

名古屋市交通局は「事件を受け、より一層緊張感を持って訓練に臨んだ。乗客には安心してバスに乗ってほしい」と話しています。