中国の王毅外相はサウジアラビアなどを歴訪し、「高市総理が台湾問題をめぐり中国の内政に干渉することに断固反対する立場」を伝えたと明らかにしました。各国に対し、中国の立場を伝えることで支持を広げる狙いがあります。
中国の王毅外相は12日から16日にかけて中東のUAE=アラブ首長国連邦とサウジアラビア、ヨルダンを訪問しました。
中国外務省によりますと、その中で王毅外相は高市総理の台湾有事をめぐる国会答弁を念頭に「日本の現職指導者が中国の内政に干渉することに断固反対する立場を表明」し、「3か国は中国が国家主権を守ることや国家統一を実現することを支持すると表明した」としています。
王毅外相は「3か国が中国の台湾問題をめぐる正当な立場を支持していることは、1つの中国の原則が広く支持されていることを証明している」と主張しています。
中国政府はフランスやイギリス、アメリカなど西側諸国のほか、国連の場などを通じて世界各国に自らの立場を説明し支持を広げる「外交戦」を展開しています。
今回も中東歴訪のタイミングを利用して自らの主張を展開した形です。
注目の記事
初詣にまで物価高の波が… お守りやおみくじの“値上げ”相次ぐ

びわ湖の水位「-71cm」で“道”や“石垣”現れる 漁師たちは大打撃「次世代が漁をしていけるのかが一番問題」県などに改善求める声

「地域の宝」守りたい 部活動の地域移行が活発化も…全国大会32回出場”名門”マーチングバンドも資金調達に苦戦 富山

「私、見えますか?」画面に現れた制服の男…記者が“ニセ警察官”とLINEビデオ通話で直接対決 その結末は…【後編】

忘年会「参加したい」若者4割の裏で…「行きたくない」50代の切実な理由 昭和を知る上司世代の“ハラスメント”恐怖

「風邪薬」をジュースやスポーツドリンクなどで飲んでも大丈夫? 子供にアイスを混ぜた薬をあげてもいいの?【薬剤師に確認してみた】









