ことしも残すところ、2週間あまりとなりました。青森市の寺では高さ21メートル、青銅座像としては日本一の大きさを誇る昭和大仏のすす払いが行われ、新年を迎える準備が進んでいます。
青森市の青龍寺では毎年12月15日に昭和大仏のすす払いを行っていて、きょうは昭和大仏の建立に携わった宮大工や寺の人たちなど10人が作業にあたりましたが…。
※市川麻耶キャスター
「青龍寺は一面真っ白で、昭和大仏にも雪が積もっています。今年は煤払いならぬ雪払いとなっているようです」
雪かきから始まったきょうのすす払い。長さ6メートルの笹竹を使って大仏のすすやほこりを落としたあと、ホースで水をかけて一年の汚れを洗い流していました。
※青龍寺 織田隆玄 住職
「苦しみや悩みや迷いなど様々な重いものを背負って来られた方が全部ここに置いてきた。それを全部今日払い落して新しい年を迎えようという思いで無事終わらせていただきました。兎のように飛躍の年であってほしいなという思いでこの正月を迎えたいと思っています」
青龍寺ではこのあと境内の大掃除などを行って、新年を迎える準備が進められます。