ウクライナのゼレンスキー大統領は、ドイツでメルツ首相と会談し、「停戦には安全の保証を明確にする必要がある」と改めて訴えました。

ゼレンスキー大統領は15日、アメリカのウィットコフ特使らと和平計画などについて、ドイツのベルリンで2日目の協議を行い、その後、メルツ首相とも会談しました。

ゼレンスキー大統領は「領土問題は複雑な問題だ」としたうえで、「戦場のことを決める前に、安全の保証を明確にする必要がある」と話し、アメリカと協議を継続していく考えを明らかにしました。

一方、メルツ首相は…

ドイツ メルツ首相
「米国がここベルリンで提示した法的・物質的な保証は、実に注目に値する」

「停戦はアメリカやヨーロッパによる実質的な安全の保証によって裏付けられなければならない」として、アメリカが提示した和平案を歓迎する意向を示しました。

この後、ゼレンスキー大統領はフランスのマクロン大統領やEUのフォンデアライエン委員長らヨーロッパの首脳らとも会談しました。