■プロ野球 DeNA・牧秀悟内野手(24)が15日、生まれ故郷の長野・中野市で一日警察署長を務めた。さらに卒業以来だという母校・中野小学校を訪問し、地元の小学生に向けて「防犯・交通安全教室」を行った。
今季チーム最多の135試合に出場した牧は全試合で4番に座り、球団初の新人から2年連続の20本塁打以上となる24本塁打、リーグ2位の87打点をマークした。また11月の侍ジャパンの強化試合では全試合スタメン出場。栗山ジャパンでのチーム初本塁打を放ち、打順では3番と5番、守備は二塁と一塁に就き来年3月に開幕するWBCでの主力として期待されている。
前日地元に帰ってきたという牧は一日署長として現れると「こういう体験ができるとは思っていなかったので、すごく新鮮な気持ちです。毎回呼んでいただけるような活躍をしたいなと思います」と笑顔を見せた。
子供のころの警察官との思い出を聞かれると「そうですね。小さいときは、止められたことが何回か(笑)。渡ってはいけない道を渡って止められました(笑)」と道で“牽制”されたエピソードを明かした。
この日は中野警察署の一日署長として出発すると、母校となる中野小学校での防犯・交通教室を行い、講話のあと子供たちと記念撮影を行った。牧は地元での少年野球人口を増やすためにも「これで少し興味を持ってくれて、野球を始めてくれたらいいなと思います」と期待を込めた。
牧は来年3月に開催されるWBCの有力候補となっている。「本当に昔から見ていましたし、選ばれたい気持ちでいます。もしそうなったら日本を代表する選手になって世界一目指して頑張っていきたい」と日本の3大会ぶりの優勝に向け意気込み、地元に帰って新たな力を得た牧に世界一への大きなモチベーションが加わった。