青森県内に住む女性が2022年10月、老人ホームの入居権に関する名義貸しなどで550万円をだまし取られ、警察が特殊詐欺事件として捜査しています。
被害にあったのは青森県内に住む70代の女性です。青森警察署によりますと、2022年10月上旬、女性へ「マツイサービス」の「ミズタニ」と名乗る男から「老人ホームに1000万円で入居する権利がある」「必要なければ、入居権は他人に譲っていいか」と電話があったということです。女性が入居権を譲渡すると伝えたところ、別の男から「名義貸し行為は犯罪」「あなたの名義で入居費用を払ってほしい」と電話があり、女性は指定された住所へ200万円を宅配便で発送しました。その後も出納庁や弁護士を名乗る男から「資産を差し押さえられるので資産を守るために現金を送ってほしい」などと言われ、合計で550万円を騙し取られました。12月12日に、女性が金融機関へ行った際、職員が不審な取り引きがあるのに気づいて警察へ通報し、事件は発覚したということです。警察は名義貸しを名目に金銭を要求された場合は詐欺を疑うとともに、一人で対応せずに家族や警察に相談するよう注意を呼びかけています。
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