12月から愛媛県の最低賃金が大幅に引き上げられ、初の1000円台となりました。
パート従業員からは「賃上げ」を歓迎する声が聞かれる一方、いわゆる「年収の壁」による働き控えを懸念する声も聞かれました。
愛媛県内で11の店舗を運営するスーパー「木村チェーン」です。
12月から最低賃金が77円引き上げられ、1033円となるのに合わせ店の時給を、これまでの1000円から1060円に上げました。
(パート従業員)
「給料は増えて働く時間が減ったので、正直うれしい。ちょっとでも金額(時給)が多くなったので、家計的にもいろんなものが高いので助かる」
時給引き上げの恩恵を感じやすいパート勤務の従業員は、今回の「賃上げ」を歓迎します。
一方で店側は、人件費の上昇がもたらすデメリットを懸念します。
(木村チェーン・衣川裕樹専務取締役)
「正直言うと、メリットというのはあまり感じられない。人件費のコストアップが当然会社として一番(デメリット)」
こちらの店舗では現在およそ30人のパート従業員が働いていて、今回の最低賃金引き上げにより、1カ月あたりでおよそ18万円の人件費上昇を見込んでいるということです。
また、最低賃金が引き上げられた結果、労働力の確保にも課題が生じると話します。
(木村チェーン・衣川専務)
「月にパートであれば8万8000円を超えてはいけないというルールがあるので、そこに合わせていかないといけないので、どうしても時間給アップになると労働時間数が当然少なくなる」
時給が引き上げられたとしても、税金や社会保険料に影響する、いわゆる「年収の壁」が立ちはだかることから、「働き控え」が発生することに繋がると指摘します。
(パート従業員)
「85時間に収めないといけないと前は言っていたが、今は82時間」
(木村チェーン・衣川専務)
「人手が時間に足りなくなるとこが出てくるので、そこを上手く今いるスタッフの中で工夫しながらやりくりしている。年収の壁を早く変えてくれると嬉しい。時給が上がっていってほしい。一緒に年収の壁も上がってほしい」
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