サッカーJ2のヴァンフォーレ甲府は28日、柏好文選手が今シーズン限りで現役を引退すると発表しました。

柏選手は山梨県富士川町出身で現在38歳。韮崎高校ー国士館大学を経て2010年~2014年までヴァンフォーレ甲府でプレーし、J1昇格とJ2優勝に大きく貢献し、その後サンフレッチェ広島に移籍しました。
そして今シーズン、ヴァンフォーレに復帰しましたが、病気による療養やリハビリが続き、11月23日に行われたホーム最終戦で今シーズン初出場を果たしていました。

以下クラブを通じて発表した柏選手のコメント全文です。
「この度、契約満了により、今シーズンをもってプロサッカー選手を引退することになりました。ヴァンフォーレ甲府では、地元である山梨の地でプロとしてキャリアをスタートさせていただき、現役生活の最後にこのクラブで引退できたことを嬉しく思います。そして、今年1年は病と闘い、それを乗り越えピッチに戻ったときのスタジアムの歓声や声援は忘れることはありません。改めて故郷でプレー出来た喜び、そしてみなさんの愛情を強く感じました。
サンフレッチェ広島ではJリーグ制覇、ルヴァンカップ優勝と2度のタイトルを経験させていただきました。優勝したときの感動、チャンピオンシップでのゴール、広島最後の試合での横断幕、この先も忘れることはありません。かけがえのない11年間をありがとうございました。この2つのクラブのユニフォームを着てプレーできたことを誇りに思います。たくさんの人に恵まれ幸せなキャリアを送ることができました!16年間本当にありがとうございました」。