ハコフグのように堅い体を持ち、額が「天狗の鼻」のようにとがっている珍しい魚「テングハコフグ」が日本海で捕獲され、富山県魚津市にある魚津水族館で27日、初の展示が始まりました。
テングハコフグは「天狗のような魚」と表現されるほど、特徴的な姿をしています。
全長約25センチで、ハコフグのように堅い体と、額が「天狗の鼻」のように突き出ているのが最大の特徴です。

本来は房総半島より南の太平洋側に生息していますが、富山湾では1999年に一度だけ捕獲されたことがある非常に珍しい魚です。
展示されているテングハコフグは、今月7日に新潟県糸魚川市市振沖の定置網で捕獲されたもので、生きた個体が魚津水族館に展示されるのは今回が初めてです。
魚津水族館によりますと、現在はオキアミなどをエサに水槽の中を元気に泳いでいるということで、水族館は「全国的にも大変珍しい魚であり、ぜひ生きたままの姿を多くの人に見てほしい」と話しています。
「テングハコフグ」は11月27日から水族館2階の表層生物コーナーで展示されています。















