室町時代から続く伝統芸能に触れました。山口県山口市の児童が27日、鷺流狂言を鑑賞し、実際に体験しました。

大殿小学校の6年生およそ100人が、山口に伝わる伝統芸能で、県の指定無形文化財「鷺流狂言」を学びました。

講師を務めたのは、山口鷺流狂言保存会の米本太郎さんです。

山口鷺流狂言保存会 米本太郎さん
「正解がない。いつまでももっと上手にやりたいなと思うところが魅力じゃないかなと思います」

児童は、酒をただで手に入れようとする主人公と、それを阻止したい酒屋のやりとりを描いた「千鳥」という演目を鑑賞しました。

鑑賞後は、国語の授業で学習した「柿山伏」の動きやせりふを実際に体験。1年生の時から鷺流狂言を習っている児童がステージに上がり、手本を見せました。

児童
「伝統芸能の狂言ってすごいし、楽しそうだなと思いました。見に行くとかそういう点で参加してみたいなと思いました」
「ひざとか腰が痛くなりそうだなと思いました。そこを頑張ってるからこそ、楽しんで笑ってもらえたときのうれしさが大きいのかなと思いました」

大殿小では今後も、児童が伝統芸能を学ぶ機会を作っていきたいとしています。