ロイター通信は、アメリカが今月ウクライナに提示した和平計画はロシア側が作成した文書をもとに作られたものだったと報じました。

アメリカが今月提示した28項目の和平計画は、ウクライナの領土割譲や軍の規模縮小などが含まれているとされ、ウクライナ側に大きな譲歩を迫る厳しい内容となっていました。

この和平計画について、ロイター通信は26日、関係者の話として、ロシア側が作成した文書をもとに作られたものだったと報じました。

文書には、和平の条件として、ウクライナ東部の割譲などが示されていて、先月中旬にアメリカの政府高官に提供されたということです。

その後、和平計画はウクライナ側との協議で28項目から大幅に絞り込まれていて、「デリケートな問題」については、トランプ大統領とゼレンスキー大統領が協議することで、最終的な合意を目指すことになっています。