2022年も残すところ3週間を切りました。年の瀬を控え青森市の神社では、今年1年の汚れやほこりを落とし、新しい年に備えるすす払いが行われました。
青森市の善知鳥神社では江戸時代に江戸城で新年の準備を始める最初の行事「すす掃(は)き」が行なわれていた日に合わせて、毎年12月13日にすす払いを行なっています。はじめに、拝殿で神事が行われ、長さ約4メートルのほうきを清めました。神職や巫女(みこ)たちが清めを意味する紙垂(しで)が付けられたほうきでこの1年に拝殿の天井や梁(はり)にたまったほこりや汚れを丹念に落としていました。
※善知鳥神社・秋元俊二権禰宜
「新年いい年になりますように、今の時代ですから安寧と希望。そういう風に思える年になれますようにすがすがしい気持ちで参拝できますようにとそういう風に思いを込めてきょうの日を迎えております。」
善知鳥神社には、ことしおよそ14万人が初詣に訪れていて、正月三が日の混雑を避けるため、12月から参拝する「幸先詣(さいさきもうで)」をしてほしいと呼びかけています。