■フィギュアスケート・グランプリ(GP)シリーズ第5戦 スケートアメリカ(日本時間16日、ニューヨーク州レイクプラシッド) 

ペアのフリースケーティング(FS)が行われ、“りくりゅう”こと三浦璃来(23)、木原龍一(33)ペア(木下グループ)がトータル215.99点をマークし、ショートプログラム(SP)2位から逆転で優勝を果たした。

GP初戦のフランス杯では219.15点で制し、今季GPシリーズは2連勝。名古屋で開催されるグランプリファイナル(12月4~6日)への進出を決めた。

フリーの演技は、冒頭で3回転のツイストリフトを決めると、3回転トウループからの連続ジャンプで、トウループのあとに三浦がバランスを崩し、その後のジャンプが揃わず減点。だが以降の要素では大きく取りこぼすことなく立て直し、安定した演技を披露した。

SPでは首位のジョージアのペアと4.41点差あったが、大きく突き放し、トータルでは20点以上の差をつけて優勝を決めた。

りくりゅうペアは22年の北京オリンピック™では、日本勢史上最高順位となる7位入賞。その後、23年で日本勢初の世界選手権で金メダル、今年3月の世界選手権でも2度目の金メダルを獲得した。日本勢史上初の五輪でのメダルに期待が高まる中、まずは代表選考にもかかわるGPファイナル進出を決めた。