高市総理は12日の参議院予算委員会で、青森県選出の田名部匡代 議員の質問に対して、全国で被害が相次ぐクマ対策で自治体への財政支援を強化する考えを示しました。

12日に開かれた参議院予算委員会では、青森県選出の田名部匡代 議員が質問に立ち、高市総理に対して自治体のクマ対策への支援の強化について質しました。

高市早苗 総理
「国民のみなさまの安全安心を脅かす深刻な事態と受け止めています。政府としては、近くクマ被害対策施策パッケージを取りまとめます。補正予算も活用して、必要な施策を順次実行に移します。そのさい、猟友会への委託費・クマの捕獲に要する費用など自治体が必要とする経費の支援も拡充します」

全国では2025年、クマによる死者は13人、けが人は207人にのぼっています。

県内でも10人がけがをしていて、むつ市が補正予算を組んで猟友会への委託費の増額や緊急銃猟に必要な備品の購入にあてるなど、財政面でも負担が増していました。