多文化共生社会の実現を目指す全国知事会のプロジェクトチーム会議が11月11日にオンライン方式で開かれ、外国人がルールを適切に理解できるよう、生活に関する相談対応に努めることなどを盛り込んだ共同宣言を取りまとめました。

静岡県の鈴木康友知事がリーダーを務める全国知事会「外国人の受け入れと多文化共生社会実現プロジェクトチーム」には43の道府県が参加しました。

<鈴木康友知事>
「外国人の受け入れ増加は深刻な人口減少を背景としており、外国人はすでに各分野を担う人材としてなくてはならない存在であります」

会議では、外国人による違法行為や制度の不適切な利用については国とともに厳正に対処するとした一方、ルールを適切に理解してもらえるようごみ出しなどの生活に関する相談対応に努めることなどを盛り込んだ共同宣言を発出することで合意しました。

<鈴木康友知事>
「根拠と対策に基づいて冷静に議論を進め、全ての方が安心して暮らして活躍できる多文化共生社会をつくることを明言いたします」

共同宣言は、11月26日に開かれる全国知事会で承認を得て正式に発出される予定です。