WMO=世界気象機関は、2025年の北極圏の海氷面積が「観測史上最も小さくなった」と発表していますが、北海道の面積に匹敵する海氷が毎年失われていることが分かりました。
WMOが発表した報告書によりますと、北極圏で今年最大だった海氷面積は、3月に記録した1380万平方キロメートルで、年間の最大域としては観測史上最も小さくなりました。
気象庁が公開している北極圏の海氷分布図によりますと、観測が始まった1978年と比べて、2025年の海氷のエリアが激減していることが分かります。
1年間で最も小さくなる時期で比べると氷の減少は顕著で、毎年、北海道の面積に匹敵する海氷が失われているということです。
WMOの報告書では、南極圏の海氷面積も史上3番目の小ささだったということで、長期的な海面の上昇傾向は続いていると指摘しています。
「パリ協定」では世界の平均気温の上昇幅を産業革命前の水準から1.5℃までに抑える目標を掲げていますが、WMOの事務局長は「今後数年間で地球温暖化を1.5℃に抑えることは、事実上不可能であることが明らかになった」と懸念を表明しています。
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