「十分調べあげた上での行動だったと思う」
Q.計画的だった?
「いつ何時どういうタイミングで、被害者と子どもが2人きりになるのかを十分調べ上げた上での行動だったと思う。人間は人と対面しながら、人の目を見ながら攻撃するのはなかなかできない。背後から襲うことが多いが、今回のように対面して自分の持っていた凶器で刺すのは、踏み込むと同時に、刺すことを十分に考えた上での行動だったと言える」

事件後も家族といっしょに暮らし、スーパーで事務員のアルバイトもしていたという安福容疑者。一方で警察の取り調べに「毎日不安だった」という供述も。
(東京未来大学・犯罪心理学 出口保行副学長)
「犯罪者は事件をいつ起こしたか、忘れる人はいない。毎日毎日逮捕されることにおびえ、1日たりとも1分たりとも忘れたことはないと思う。それでも、捕まりたくないという気持ちが強いと、平静を装わなければならない。一番身近な家族に知られてしまうのが、一番恐怖だっただろうなと思う。プレッシャーにさいなまれながら26年間過ごしていたと思う」















