岡山市が整備を計画している新アリーナについて、県が協議に応じない姿勢を示していることを受け、大森市長は「非常に残念だ」とした上で、市単独でも事業を進めたい意向を強調しました。

けさ(6日)の定例会見で述べたものです。岡山市は、約280億円を投じる新アリーナの整備計画について、伊原木知事との協議を先月(10月)末までに設けるよう県に求めていました。これに対し、県は「計画に参画できる状況にはない」と回答。伊原木知事は「前に進める変化は起きていない」と述べ、協議にも応じない意向を示していました。

これを受け、大森市長は県の姿勢に疑問を呈した上で、事業の重要性を改めて強調しました。

(大森雅夫岡山市長)
「意見に相違があるからこそ、直接会って意見を交わすことが重要なのではないか。(新アリーナの整備は)岡山にとって必要な事業であるという認識のもと、前進させていくべきものだ」

岡山市は引き続き、経済団体などから寄付を募り、アリーナ整備の早期事業化を目指したい考えです。