8月の記録的な大雨で甚大な被害を受けたJR五能線(ごのうせん)の鰺ヶ沢駅と深浦駅の間が、12月23日ごろに運転を再開できる見込みとなりました。
被災から4か月、ようやく全線での復旧を迎えます。


※JR東日本秋田支社 井料青海 支社長
「12月23日金曜日ごろから運転を再開できる見込みとなりました。五能線全線の運転再開となります」

JR東日本秋田支社の井料青海支社長はきょう、三村申吾知事を訪ね、8月の大雨の影響で運休が続いている五能線の鯵ヶ沢駅と深浦駅の間の運転再開は、今月23日ごろになると報告しました。


あす、秋田県の岩館(いわだて)駅と深浦駅の間が再開するため、鰺ヶ沢駅までつながる23日頃が全線復旧となります。

※三村申吾知事
「通勤・通学・通院といった生活を支える足が再び確保されることを大変うれしく思います。多くの皆さんにご尽力いただいたことに感謝申し上げます。ありがとうございました」


2022年8月の大雨で五能線では、約70か所の被害が確認され、特に鰺ヶ沢駅の近くを流れる中村川にかかる橋は大量の土砂や流木で傾いて線路がゆがみ、最も大きな被害を受けました。


運転再開後も補強工事が続き、徐行運転となりますが、住民の生活にとっても観光業にとっても復興への大きな足掛かりとなります。