青森県東北町の小学校で8日、児童たちが杵を使う昔ながらの手法で元気に餅つきをしました。ついているのは児童が自分たちで田植えと収穫をした古代米の紫黒米(しこくまい)です。

※「よいしょーベタンベタン」
餅つきをしたのは東北町の上北(かみきた)小学校の5年生62人です。学校では毎年、授業の一環で町の特産品である古代米の紫黒米の田植えと収穫を行なっています。8日は10月に児童たちが収穫した紫黒米のほか、粘りを出すために必要なもち米、計23キロが用意され、児童たちが掛け声に合わせて力強く杵をふり下ろして餅をつきました。

※児童は「自分たちで一生懸命刈ったお米なので、きょう大事に食べたい」

このあと児童たちは、こしあんや砂糖醤油など好みの味つけで出来立ての餅を堪能しました。

※児童は「食べてみると意外においしくて、もっと食べたいと思った。紫黒米の米粒の感じが少し残っていておいしかった」

上北小学校では、紫黒米の田植えや収穫などを通して、児童たちに地元の味覚やコメ作りの関心を持ってもらいたいとしています。