火力発電事業などを行うJERAは、およそ2300億円でアメリカのガス田の権益を初めて取得したと発表しました。
JERAが子会社を通じて権益を取得したのは、アメリカ・ルイジアナ州西部サウスマンスフィールドにあるガス田です。JERAはきょうの記者会見で、シェールガスの開発や生産の権益を15億ドル、日本円でおよそ2300億円で取得したと発表しました。
ガス田はすでに稼働中で、液化天然ガス=LNGに換算すると1年で350万トンを生産し、アメリカ国内で販売されていますが、JERAは2030年をめどに700万トンまで生産を拡大したいとしています。
取得した理由について、JERAは「大都市ヒューストンに近く、需要もあり、液化プラントも近いことからLNGにして輸送も見込める」と説明しています。
天然ガスをめぐっては、アメリカがロシアからの輸入を停止するよう日本に求めていますが、JERAでは「日米間の協議というよりも、独自の経営判断の結果」としています。
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