学歴詐称疑惑が指摘されている静岡県伊東市の田久保真紀市長は、新たに制定された市の要領に基づいて高校の卒業証明書など提出しました。市は10月20日に市のホームページを更新し、田久保市長の最終学歴と市議としての経歴を掲載しました。

田久保真紀市長を巡っては、広報いとうの7月号に田久保市長のプロフィールとして「平成4年東洋大学法学部卒業」と掲載され、その後、除籍だったことが明らかになり「平成4年東洋大学法学部除籍」に修正するなど、自身の学歴詐称疑惑が問題となっています。

こうした事を踏まえて、田久保市長は9月30日の定例記者会見で、市長が新たに就任した際に個人情報を正確に取得するため、市長に就任した者は、最終学歴の学歴証明書や職歴の証明書などを就任から21日以内に市に提出する新たな要領を制定したと発表しました。

田久保市長は会見で、自身も「高校卒業」を証明する書類を提出するとしていましたが、提出期限の10月21日までに所管部署に、最終学歴を証明する高校の卒業証明書と市議の経歴が書かれた履歴書を提出したということです。

伊東市役所の秘書広報課は、田久保市長から提出された書類をもとに10月20日に、伊東市のホームページを更新し、田久保市長の最終学歴と市議としての経歴を新たに記載しました。