滞在型観光を推進しようと津軽伝承料理を体験するモニター試験が7日、青森県弘前市で行われ、体験した人たちは津軽独特の食文化に触れました。

青森県が企画した今回のモニター試験では、旅行関係者などが参加して7日までの3日間の日程で津軽の伝承料理を自分たちで作る体験をしました。津軽あかつきの会の森山千恵子副会長が中心となって手順やコツなどを教えます。イカを一からさばいてニンジンや玉ねぎを混ぜて作る津軽のソウルフード「イカメンチ」は、食べたことはあるものの作ったことのない品ばかり。手間のかかるレシピに苦労しながらも4品を完成させました。

※JTB青森支店 武田香織さん
「自然と共存するという暮らしが非常にニーズがあるので特に首都圏の方が違う地域への移住などもありますし、そういったお客さまにもつなげていけるかな」

※津軽あかつきの会 森山千恵子副会長
「ちゃんと基本から覚えていくというのもすごい大きな課題だと私たちも今回学びましたので、もう一度検討し直して、この伝承料理をみなさんに作っていただいて知ってもらう伝承していくという形をとっていきたい」

青森県はモニター試験の評価をもとに2023年度、体験ツアーなどを行いたい考えです。