食を通じて地域の魅力を発信しようという旅、「遠州ガストロノミーツアー」の開催に向けて、2025年10月22日にモデルツアーが開かれました。国の補助金を活用したこの宿泊ツアーには、日帰り客が多いという地域の事情を踏まえ、滞在時間を延ばしてもらう狙いがあります。
<丸昌河合商店 大林伸二さん>
「シラス干しはここ舞阪が発祥の地と言われています。近くに船が停留しているんですけれども、約100艘(そう)」
静岡県西部のさまざまな食の体験の提供を目指す、「遠州ガストロノミーツアー(仮称)」。地元の農林水産業・飲食業者などがタッグを組んだ、1泊2日のツアー計画です。
<参加者>
「いつも食べているシラスと違って、干してあるシラスは歯ごたえがあって、味が出てすごくおいしい」
22日は、その計画の一部を先行的に公開するモデルツアーが開催され、参加者はシラスの加工工場を訪れたり、漁船に乗って、浜名湖の刺し網漁の現場を見学したりしました。
<LIVEしずおか 滝澤悠希キャスター>
「お~来ましたカニ!カニ大量です!これだけ近くで漁を見られるのは貴重ですね。感動します」
このツアーは、観光庁の補助金事業で、遠州灘近海の海の幸を味わえる昼食の会場には、湖西市の田内市長の姿もありました。
2022年度の浜松市と湖西市の観光客のうち、約4割が「日帰り旅行」を選択。行政も関わった宿泊ツアー企画の背景には、観光客の滞在時間を増やし、より広く、地域の魅力を知ってもらおうという狙いがあります。
<ツアーを統括するA.A.A 田澤慶さん>
「地元の人・漁師・農家の日常になっているから観光コンテンツとして紹介されていないものも非常に多い。新しい浜松・遠州・浜名湖の魅力に気付いていただければ」
ツアーは、2026年5月から10月の実施を予定していて、季節によって内容が変わるということです。














