和紙を繊細に切り抜く「切り絵」で日本の風景を表現する久保修さんの作品展が岡山市北区で始まりました。

岡山市内を走る路面電車に乗り込む乗客たち。日常を切り取った作品は、一枚の紙からできている「切り絵」です。岡山高島屋で始まった「紙のジャポニスム 久保修 ミクストメディア展」です。

会場には、切り絵画家で岡山県の観光特使でもある久保修さんの作品、約40点が並んでいます。
(訪れた人)
「四季とか日本のよさをこういう色や紙の様子で表していらっしゃる、大好きなんです」

下絵をスケッチした和紙をナイフで繊細に切り取り、最後に、色を付けた和紙を貼り付けて完成する切り絵。久保さんは、日本の四季折々の風景や、旬の食材のいきいきとした瞬間を独自の視点で表現しています。

(切り絵画家 久保修さん)
「遊び心がちょっと僕ありまして、よく見ると植物のところに虫がいたり、好きな猫が町の中を歩いていたり、時間があれば2回か3回か見てもらうと色んな発見があるんです。ちょっと首を傾げたり、くすっと笑うようなところもあると思うので、そういうところも見ていただけたらうれしいです」

久保修さんの作品展は岡山高島屋で今月(10月)27日まで開かれています。