10月20日、静岡県富士市で消火栓の経年劣化による漏水事故が発生したと、富士市が22日に発表しました。

富士市上下水道部水道維持課によりますと、20日午後1時半頃、消火栓の水利調査のため富士市消防本部の消防職員が富士市浅間上町の市道にある消火栓バルブを開放したところ、消火栓からの水量に異常が確認され通常よりも多く水が出たため、バルブを閉めようとしましたが水量が増加し、消火栓本体が破損し、水柱を伴う漏水事故が発生したということです。

消火栓は1978年に設置されたもので、口径は75ミリメートル、ボルトナットの接合部が腐食し破損していたということです。

この漏水によって隣接する家屋1戸の玄関や階段などの屋内に浸水被害が確認され、被害状況については現在調査中ということです。

また漏水の対応で午後2時38分に水道本管の断水作業を開始し、17戸とアパート2棟(6軒)が断水の影響を受けましたが、午後5時20分に消火栓の修理及び断水が完了し、現在は復旧しています。

この漏水事故によるけが人などはいないということです。

消火栓の破損は、経年劣化によるものと推測されるとのことですが、現在調査中ということです。

富士市内には、消火栓が4275か所あります。