きょうの日経平均株価は一時、700円を超える大幅な値下がりとなりました。銀行株の値下がりや円高の進行が相場の重しとなっています。

きょうの東京株式市場では、前日までの2営業日で1400円近く上昇した反動で幅広い銘柄に売り注文が先行し、一時、700円以上値下がりしました。

中でも値下がりが目立ったのは、銀行や金融関連の銘柄です。

アメリカの地方銀行が損失を計上したことをきっかけに地方銀行の信用リスクをめぐる警戒感が強まり、前日のニューヨーク市場で金融株が値下がりし、主要な株価指数を押し下げたことが影響しました。

アメリカの地銀をめぐる懸念はドル売りにも波及し、外国為替市場では1ドル=149円台まで円高・ドル安が進行。業績を圧迫するとの見方から自動車など輸出関連株も売られ、日経平均株価は4万7000円台での取引が続いています。