<公明党県本部 早川育子幹事長>
「まずはこれまで政策協議を含めて連立で協議をして協力関係にあったことは感謝申し上げたい。今後についてはまだ具体的な話も伺っておりませんし、党内でも協議に十分入っているとはいえないので今後の課題になってくる」
一方、前回の衆議院議員選挙で公明党から推薦を受けた静岡6区を基盤とする勝俣孝明衆議院議員は。
<自民党 勝俣孝明衆院議員>
「26年のうちに13年、15年の連立の中で一緒に地域の課題やさまざまなことをやってきたので、これからも地域課題は変わらないのでしっかりと連携して課題に取り組むことは変わらずに信頼関係の中でやっていきたい」
公明党としても「地元での協議に重きを置く」考えです。
<早川幹事長>
「党本部では党同士での推薦は行わないということで、あとは地元の地域の共有をしっかりして地域で考えていくようにということで、その方針に従って協議を重ねていきたいと思います」
<県政担当 坂口将也記者>
公明党県本部の早川幹事長もまずは地域でというお話がありますけれども、どのように受けとめていらっしゃいますか。
<自民党 井林辰憲衆議院議員>
まさにその通りだと思いますし、これまでも地域できちっと話し合いをしてきましたので、これからも地域できちっと話し合いをしていく。これは当然のことだと思います。
<坂口記者>
本部の動きがどうなるかわかりませんけれども、維新と自民が組むかもしれない。もしそうなったとしても、地元では公明との関係性は続けていくんでしょうか。
<井林議員>
私は維新との連立よりも、まず公明党との連携。これが大事だと思っていますので、まず公明党ときちっと話し合いをしていくというのは、これはどこと連立しようが当然やっていくべきことだと思っています。

<坂口記者>
前回の衆院選の小選挙区の得票数になるんですけれども、各選挙区を見てみますと比例の公明票が大体2万票前後ずつあるのがわかります。その中で、もし維新との連立となった場合、維新票がどうなのかというのは気になるところなんですけれども、維新票を見てみると、公明票よりは少なく、大体1万票前後になっています。
特に4区や6区は非常に激戦区だったので、公明票は結果を左右してきたところもあると思うんですけれども、4区の深沢議員も、16日のSBSの取材に対して大きな懸念を示していました。
<自民党 深沢陽一衆議院議員>
「支持していただいている皆さんはやはり政権が不安定、政局が不安定。それで私が今後どうなるのということで、ともに悩んでいただいているといいますか。今までも推薦というもので、選挙前からある程度あてにさせていただいていた部分があります。そこがなくなるというのは少し不安な部分はあります」
<坂口記者>
今後、維新との連立となれば、公明との関係性というのが非常に大きな影響を及ぼす可能性もありますけれども、その点をどのように見ていらっしゃいますでしょうか。
<井林議員>
これは今後の話し合いによって大きく変わってくるので、どうなるかわかりませんし、地域によっては今でも連立を組んでいても推薦をいただけていない候補者もいらっしゃいますので、まさに地域地域での関係性が私は大事だというふうに思っております。
ただ、その上で連立を組んでいるという政治的な基盤があるのかないのかというのは非常に大きな課題なので、より我々からすると、さらに公明党と連携をして地域でやっていくということが求められるんじゃないかなと思っています。
<坂口記者>
今後、自民党県連として公明党県本部へのアクションを何かされる予定はありますか。
<井林議員>
これは今まで連立を組んだときも、正式にメディアが入る状態でやったことって実はないんですよね。これまでも水面下でいろいろなところで、政治ですからやってきましたので、これからも変わらず、同じようにご相談をさせていただいたり、協議をさせていただいたりするということになると思います。