“ものづくりのまち”として知られる山口県下松市の礎を築いた実業家、久原房之助を描いた短編映画が製作されることになりました。

製作する周南青年会議所が、映画の概要などについて、下松市の國井益雄市長に説明しました。

映画の題材となった久原房之助は、萩市の生まれで、鉱山事業の成功で財を築きました。寄付をして設立された下松工業高校に銅像があります。

また日立製作所を含めた工業地域の土地を用意するなどして、ものづくりのまち下松の礎を築いた人物といわれています。映画は30分程度の短編で、今月28日から撮影をはじめ、来年初めには完成させたいとしています。

周南青年会議所 永尾雄佑 広報委員長
「久原さんがつくった計画、尽力によって成り立つ街で生きる私たちは、この街に何を残すことができるのか、どんな影響を及ぼせるのか。子どもたちも親世代も、ぜひ見てもらい、考えてもらいたい」

映画は一般公開の予定はありませんが、試写会を計画しているほか、下松、周南、光市のすべての小・中・高校にDVDを配布することにしています。