取材から撮影、編集まで自分たちの手でドキュメンタリー動画を作ります。16日、山口県山口市で児童が地域のプロフェッショナルを取材しました。
動画を制作するのは、大殿小学校の5年生です。大殿小学校では総合的な学習の一環で、働くことの意義や地域のすばらしさを知ってもらうことなどを目的にドキュメンタリー動画を毎年制作しています。
テーマは「大殿のプロフェッショナルたち」。この日は10班に分かれ、地元・大殿地区で活躍する人たちを訪ねました。
このうち「山口祇園囃子保存会」を訪問した班は、祇園囃子を始めて32年の繁光一成さんを取材しました。児童たちは、ノートパソコンで撮影しながらインタビューを行いました。
繁光一成さん
「祇園囃子は少数のメンバーでしかやっていないんですけど、これからたくさんの人に伝承してメンバーを増やしていきたいというのが課題です」
ほかにも「楽しいこと」や「プロフェッショナルとは」なども質問して祇園囃子への理解を深め、動画制作のための取材を行っていました。
児童
「インターネットで調べて分からないところがあったから質問しました」
「知らないことがたくさんあって楽しかったです。みんなに伝わるような動画にしたい」
ほかの班は、1830年代から続く「ひわだや」を訪れ、瑠璃光寺五重塔のふき替えなどで使用された“ひわだぶき”の材料を作る工程を取材しました。
撮影だけでなく動画編集も児童が担当します。完成した作品は、12月10日の発表会で披露されるということです。