山口県山口市の広場に、期間限定のおしゃれな屋台が登場しています。(9日取材)

午後6時半…すっかりくらくなった一の坂交通交流広場に、屋台の明かりがともっていました。

KAMEYAMA PARK FRONT 屋台ディレクター 鈴木康義さん
「おまたせしました。レモンサワーとレモンスカッシュになります」

売っているのは、近くの中心商店街にある店の力を借りてできた自慢のドリンクです。

KAMEYAMA PARK FRONT 屋台ディレクター 鈴木康義さん
「山城屋酒造さんの酒かすを使って、近くに混酒瑠樹ってバーがあるんですけど、そちらのマスターにレシピを1から開発してもらって」

甘みが強く、まろやかな味わいが特徴です。

客(市内)
「仕事の合間に寄ったんですけど、なんか来たくなるなぁって。くらいイメージがあるんですけど、そこに輝くこの屋台に吸い寄せられる感じがいいなと思って」

客(宇部市から)
「深みもあってとってもおいしいです。ここら辺って雰囲気もあって、とってもおしゃれじゃないですか。イヌとお散歩もできるからとってもいい場所ですね~」

近くの店のから揚げやコロッケも一緒に楽しんでました。

そもそもなぜ、くらくなった広場にぽつんとこんな屋台が?

実は市がこの広場を拠点に周辺を回ってもらい、中心市街地の活性化につなげようと始めた社会実験なんです。日中は近くの建物で弁当や飲料、地域の作家によるグッズを販売。夜は屋台を運営しています。

KAMEYAMA PARK FRONT 準備室のメンバー tokotodesign 山千代航 代表
「近くにある文化施設でこういう新しい取り組みがあるとか、商店街でこういう店ができたんだねとか、そういうことを知ってもらえる機会になったらいいなと思ってまして、そうするとこのまちがにぎわっていくんじゃないかなと思っています」

この取り組みは、10月26日までの期間限定です。

過ごしやすくなった秋の夜長、散歩のついでに立ち寄ってみるのもいいかもしれません。