盛岡市動物公園ZOOMOで、傾斜のある広い敷地内を快適に移動できるサービスが導入されました。

(坂本美岬記者)
ZOOMOが新たに導入したサービスが、1人乗り用の4輪型モビリティ、その名も「ZOOMO-BILE(ズーモービル)」です。

14日はサービス開始を受け報道向けの説明会が行われました。
自然ならではの地形をいかしたZOOMOの敷地内は高低差があり、高齢者などから園内全てを歩いて回るのは大変だという声が以前から寄せられていました。
そうした声を受けて導入した「ZOOMO-BILE」は、免許が不要で坂道やでこぼこの道も快適に走行することができる移動サービスです。
1回の充電でおよそ20キロの走行が可能で、時速4キロ以上が出ないようになっていて、安全性も確保されています。
私も試乗させてもらいました。

(坂本美岬記者)
「下りでもスピードがあまり出ません」
「離すと止まります」
「段差も大丈夫ですね」
この移動サービスを導入した動物園は、東北ではZOOMOが初めてだといいます。

(辻本恒徳 園長)
「おじいちゃんおばあちゃんが来たいんだけど来られないっていう話をよく聞いてますんで、足の遠のいている高齢者の方もご家族と一緒に動物園に気軽に来ていただけるようになるのではないかな。それを願っています」
ZOOMO-BILEは5台の運用が開始され、1回1500円の料金で時間の制限はなく、18歳以上が利用可能となっています。
ZOOMOでは今回のサービスを高齢者などが来園する機会につなげていきたいとしています。