8月11日の熊本県の記録的な大雨から、明日(10月11日)で2か月を迎えます。復旧は地域で大きな差が出ていて、まだ手つかずの場所もあります。

山間部の住民の声

熊本県宇城市の中心部から車で25分の山間部にある、小川町東海東。

8月の大雨で土砂崩れが多発し、生活道路は通れるように応急措置がとられましたが、山間部では、いまだに被害の爪痕が多く残っています。

この地域に住む前川香代子さんが、宇城市の避難先から被災した自宅の様子を見にきました。

住民 前川香代子さん「1日か2日おきには来て、窓を開けたり、床を掃除できるところは掃除したり。『まだ住むの?』とよく言われるんですよ。生まれ育った場所ってどうしても無くしたくないというのがあるので」

自宅へつながる道は遮断されているため、自ら土のうを積み、階段のようにして敷地内へと入っていきます。