熊本県八代市で、秋の風物詩の「焼き鮎」作りが始まりました。
焼き鮎を作っているのは、八代市萩原町の鮎料理店です。

この店では、球磨川と川辺川から毎日30kgほどの新鮮なアユが持ち込まれています。
今年は大雨の影響はなく、最近の晴天もあって、エサとなるコケの生育も良いことから去年よりも好漁で、30cmを超える尺アユも多いということです。

この時期のアユは産卵のために川を下り始めていて、獲った魚は腹わたを取り除き、2時間あまりかけて炭火でじっくりと焼き上げます。
焼きあがったアユは店先でこのまま販売される他、練炭を焚いた乾燥室で2日間寝かせ、昔ながらの保存食としても仕上げられます。
この焼き鮎は、アユが持つ天然の味が人気で、贈答品としても重宝されています。