物流大手の「鈴与グループ」が、歩道などを走行できる電動式の乗り物「近距離モビリティ」のレンタルサービスを始めました。移動手段の充実で、県内外の高齢者らに静岡の街を楽しんでほしいという狙いがあります。
<滝澤悠希キャスター>
「近距離モビリティのWHILLです。ベビーカーより一回り大きいくらいですかね。重さは24キロということで、比較的コンパクトな乗り物です」
WHILL(ウィル)のレンタルサービスを始めたのは、物流事業などを手掛ける「鈴与グループ」のレンタカー会社で、8日は、報道機関向けの説明会が開かれました。“歩行者扱い”なため免許やヘルメットは不要です。試乗してみると...。
<滝澤キャスター>
「簡単に進みます。そしてボタンを押すと速さも上がりました。快適ですよ、グルーっと回って…」
レバーの操作だけで、方向転換も自在にできます。最高速度は6キロ、走行可能距離は20キロです。段差に差し掛かっても…。
<滝澤キャスター>
「軽く越えました。力強さもあります」
日本の人口の約3割は、65歳以上の高齢者。移動手段をアシストすることで高齢者らに静岡の街を満喫してほしいという狙いがあります。
<鈴与レンタカー 臼井常夫社長>
「歩行が困難なために、一緒に外出をしたり、旅行に行ったりするのをちゅうちょせざるをえない状況にある。地元・静岡をWHILLがあることで楽しめるそういう役に立ちたい」