俳優・渡辺徹さんの死去を受け、渡辺さんの妻で、女優の榊原郁恵さん、息子で俳優の渡辺裕太さんが、都内で会見を行い、その胸の内を語りました。



息子の渡辺裕太さんは「本日、家族葬にて、葬儀・告別式を無事執り行うことが出来ました。父の生前、父を応援してくださった方、仲良くしてくださった方に対して、本当に感謝申し上げたいと思います。ありがとうございました。」と挨拶。


榊原郁恵さん


榊原さんは「本日は、足下の悪い中、そして世の中はサッカーで盛り上がっている中、渡辺徹の事で皆さんにお集まり頂いたこと、家族としては凄く嬉しいです。渡辺徹を話題にしてもらって、渡辺徹のことを皆さんで、あーだこーだ言って頂けてるって事は、家族は凄くそれを見てまた『渡辺徹って人は偉大だったんだな』って思うような瞬間だったものですから、大変このように皆さんにお集まり頂いたことを、まずは感謝しております。」と述べました。


渡辺徹さん


続けて、榊原さんは「とにかく、私たちにとっては思いもよらないことでしたので、落ち着いて渡辺徹と向きあって、どのようにしてこの事態を受け止め、どのようにして送ったら良いのかということを、一生懸命考えて最終的に家族葬という風なことになりましたことにより、諸先輩方や、本当に色々とお世話になった方々や、お仲間・後輩、私たち以上に愛してくださった方々、沢山いらっしゃったと思うんですけれども、私たちはそこまでフォローできる度量が無く、皆さんに対してたいへん無礼をしてしまいました。この場をお借りして皆さんにお詫びしたいです。」と語りました。


渡辺徹さん


そして、榊原さんは「でも無事に、裕太が喪主としてつとめてくれて、無事に渡辺徹を見送ることが出来ました、皆さんの私たちを見守ってくださったことに感謝したいと思います。ありがとうございました。」と感謝の思いを述べました。


榊原郁恵さん


渡辺徹さんの体調の変化や経緯について報道陣から尋ねられると、榊原さんは「19日にお仕事で秋田の方に行きました。その時からマネージャーさんの話によりますと、ちょっと熱が出ていたらしいんですが、まずこのご時世ですからコロナを心配し、そしてそこで陰性だったと言うことで、ただやはりフォーラムで皆さんの前で公演というような事だったので、ズームという形を、その場で切り替えて、皆さんには『体調が悪いのであれば無理しなくても』と言って頂いたそうですが、あの人のことですから、『やります』ということでキッチリ最後まで、お仕事をして帰ってきたんですけれど、私は私で帰宅も遅かったんですね。なので主人が私のことも気にかけてくれて、いつも寝室は一緒なんですけれど、別にしていたので私もあまり触れない方が良いだろうっていう、いつもの様ないつもの生活を送っていたので、別々にし次の日・20日に体調の変化を次男がちょっと感じて、私と次男で病院に連れて行ったんですけど、それから急激な変化があって…ただ先生の方はご丁寧に…病気のことを説明してくださるんですけど、私たちはそんな実感が無いというか、先生が丁寧に私たちの表情を見ながら説明してくださるんですけど、あの人のことですから、不死鳥のような人ですから、『そうですか』っていう感じで聞き流す様な形でここまで来ました。本当に生活は普段と変わらないような状態でおりました。」と明かしました。

【担当:芸能情報ステーション】