東京都心で歴代最多の猛暑日数を記録した今年の夏。東京都の調査で、男性の4割以上が日傘を利用し、特に若い世代では男女問わず日傘を利用していたことがわかりました。

東京都が実施した日傘の利用についての調査によりますと、今年の夏に日傘を使用した人の割合は、▼全体で67%、▼女性は91%、▼男性も44%が日傘を利用したということです。

なかでも、▼20代男性の利用は57%、▼30代男性の利用は52%と、若い世代は半数を超える結果になりました。

日傘を利用した男性のうち、「いつから利用しているか」という質問に対して、44%が「今年から日傘を利用している」と回答。

「周りの目が気になったか」という質問には、95%が「気にならなかった」「思っていたより気にならなかった」と回答しました。

都では日傘の製造・販売に関わる25社にもアンケートを実施していて、男性用の日傘の販売本数は、去年と比べて全ての会社で増加し、このうち4社は倍以上に増えたと回答しています。

都の担当者は「猛暑の中で、熱中症で亡くなる方もいる。熱中症対策のひとつとして男性を含めて多くの方に日傘を使ってもらいたい」と話しています。

調査は、9月10日~23日にかけて都の公式アプリを利用する都内在住・在勤・在学の男女それぞれおよそ4000人を対象に行われたということです。