海の命にとって大切な藻場(もば)の状態を調べることで、環境保全について学ぼうというイベントが岡山県玉野市で開かれました。

親子連れや高校生など約120人が砂の中の生き物を観察し、水質調査を行って藻場の状態を確認しました。

トヨタ自動車が山陽新聞社と連携して2012年から実施しているものです。

海中の浅い場所に海藻が群生している藻場は、魚などの餌場や産卵するために欠かせない場所ですが、全国各地で環境の悪化により消失の加速が懸念されています。

(参加した高校生)
「自分たちが藻場に関する知識を広げたり、自分たちのできる行動をしていきたい」

参加者は藻場の状態を自分の目で確かめながら、保全や再生の大切さを実感していました。