秋篠宮妃の紀子さまと次女の佳子さまがきのう(2日)、きょう(3日)と香川県を訪問されました。国のハンセン病療養所、大島青松園の入所者と交流したほか、小豆島では子育て支援の活動の様子を視察されました。

きょう(3日)午前、小豆島町役場で母子愛育会の子育て支援活動の様子をご覧になった、紀子さまと佳子さまです。紀子さまは母子愛育会の総裁として全国を訪れ、激励されています。こんなやりとりも…

(小豆島あいいく会 河野桃子さん)
「5月にこの子を出産して、佳子という名前を…」

(佳子さま)
「佳子です」
(河野桃子さん)
「かわいらしいお名前で、だれにでも覚えられる名前がいいなと思っていて、親しみがあって…」
(佳子さま)
「ありがとうございます」

おふたりは、瀬戸内国際芸術祭などの視察のためきのう(2日)香川入りしました。

けさ(3日)は国のハンセン病療養所大島青松園を訪れ、亡くなっても故郷に帰れない元患者たちが眠る納骨堂や、慰霊碑を拝礼されました。

入所者はわずか29人となり、平均年齢が87歳を超えた療養所です。

懇談の場ではひとりひとりの手を握りながら、「お体を大切にしてください」などと声をかけられました。

(佳子さま)
「どのように過ごしていらっしゃいますか?」

(入所者 東條 高さん)
「歌を歌ったりなんかしております」「はい、歌を歌うんです」

(大島青松園入所者自治会 森和男会長)
「多くお話ししていただいて、みんな喜んでいるんじゃないかと思います。これで長生きできるんじゃないかと言っている連中もいたくらいですからね」

おふたりは、土庄港の作品「太陽の贈り物」などを視察したあと、高松空港から帰路につかれました。
