熊本県人吉市の国宝、青井阿蘇神社で鎮火祭が行われ、相良路に秋の訪れを告げる「おくんち祭」が厳かに幕を開けました。

青井阿蘇神社は古くから「青井さん」の愛称で親しまれていて、2008年6月国宝に指定されました。

今日(3日)午前10時から境内で行われた鎮火祭には、関係者20人ほどが参列し、宮司が石臼の中で燃えるスギやカシの葉に球磨川の水、川藻、川砂をかけて火を消しました。

この鎮火祭は、秋になり神社でも火を使う機会が増え、祭り見物で家を空けがちになることなどから、期間中の無事を祈願して毎年初日に行われています。

おくんち祭は今日から10月11日までで、9日には神幸行列が行われ、子どもみこしなど約2000人が参加し市内を練り歩きます。