自然をたたえた名画が集まっています。岡山県鏡野町の山田養蜂場の本社ギャラリーで、きょう(3日)から近代のフランス絵画を中心としたコレクション展が始まりました。

19世紀半ば、フランス・パリ郊外の村に移り住み、農民の生活や豊かな自然をありのままに描いた画家たち、「バルビゾン派」の作品を中心とした展覧会です。

素朴な暮らしの中に美を見いだした芸術性は、のちに登場する印象派の画家に多大な影響を与えました。

自然に寄り添った豊かな暮らしの大切さも伝えている山田養蜂場では、共通の理念を持つバルビゾン派の作品の収集に力を入れていて、3年前に一般公開を始めました。

今回はコローの油彩「霧の朝」が初公開されるほか、

印象派を代表するモネの作品など約500点が一堂に集められています。

(山田養蜂場ギャラリー 黒瀬かおりさん)
「自然環境は大切だということを体感している会社です。この時代の自然の美しさ、あらためて自然の大切さとかそういうことも感じていただければと思います」

展覧会は予約制で、休館期間をはさみながら11月9日まで開かれる予定です。