赤磐市の前の市長がトップセールスで進めていた会員制大型スーパーの誘致についてです。事業の進め方に不透明な部分が多くあるとして、その調査を行う百条委員会が市議会に設置されました。

今日(30日)開かれた赤磐市議会で、賛成10、反対7で設置が可決されたものです。百条委員会設置の決議案は、赤磐市の前市長の友實氏がトップセールスで進めていた会員制大型スーパーの誘致に関して、友實氏と民間業者との間で数十回にわたり面会が行われるなど、計画の進め方に不透明な部分が多くあるとして、その調査を行うために提出されていました。可決を受け、1回目の委員会が開かれ正副委員長が決定しました。

(百条委員会 金谷文則委員長)
「基本的にプロセスが間違っていたら同じようなことをしてはいけませんので、どうなっていたかということをきっちりと解明していく。これがわれわれの説明責任を果たす仕事だと思います」

一方、一部の議員は、調査する対象が不明確であるなどとして反対の意見を表明しました。

(百条委員会設置反対 佐々木雄司議員)
「行政業務から逸脱するようなところを審査するというようなことを聞いておりますので、恣意的な運用が出てくる可能性が大いにあるので賛成はできないという立場です」

委員会では、すでに進められている民間の事業の妨げにならないよう配慮しながら調査・検証を行いたいとしています。