糖尿病にもつながる肥満症の治療として、今年8月、熊本県内で初めてとなる胃の切除手術が実施されました。

9月29日に会見を開いたのは、手術を担当した熊本大学病院の岩槻政晃教授です。岩槻教授は肥満症を病気と捉え、治療することができると強調しました。

熊本大学病院 岩槻政晃教授「肥満のイメージが精神的なものというイメージがあるかもしれないが、病気として対応することができる」

8月に県内初となる手術を受けたのは、熊本に住む40代の女性です。

胃を4分の1ほどの大きさにしたことで食べる量が減り、手術から1か月で体重が10%ほど減少したということです。

岩槻教授「実際、食べ物を口にするとなかなか入っていかないというか、お腹いっぱいになると。手術を受けて、そういう感想を持たれている」

約2時間半ほどの手術を担ったのが、熊本大学病院に新たにできた部門です。