親に頼れない若者の自立について考えるフォーラムが28日、熊本市で開かれました。
このフォーラムは親を頼れない若者たちが自立するために必要な「社会的養護」について考えるものです。
このなかで、慈恵病院のこうのとりのゆりかご、いわゆる「赤ちゃんポスト」に預けられた宮津航一さんと、設置を許可した当時の熊本市長 幸山政史さんの対談が行われました。
幸山さんは宮津さんの名づけ親でもある関係性ですが公の場での対談は初めてです。
「ゆりかごとかセーフティネットが社会には必要 でもゆりかごが必要とされない社会が最終的なゴール 本来はなくてもいいものができたとプラスもマイナスも含め俯瞰して捉えている」(宮津航一さん)
宮津さんは若者の居場所を作る活動に取り組んでいて、今後も自立支援の活動に関わっていきたいと話していました。