長崎の被爆体験者の支援事業をめぐって1日、厚労省で開かれた会合で、大腸がんや胃がんなど『7種類のがん』を対象疾病に加える検討が始まりました。

これは、厚生労働省が1日開いた検討会で、有識者らの意見をきいて方針がまとめられたものです。


被爆体験者支援事業の対象疾病に、現在 “がんは含まれていません”が、今回、現在認められている対象疾病と関連性があると考えられている──大腸がん・胃がんなど『7つのがん』について、対象疾病に加えるかどうかの検討が始まりました。


来年度以降、発がんとの関連についての研究が進められ、研究に協力した被爆体験者に、来年4月以降、医療費を支給することを目指すとしています。

検討会では、近いうちに報告書をまとめて、方針を決定する見込みです。