熊本県合志市で、半導体関連企業の進出によって畜産を含めた農地が減る中、議会が畜産業を継続するための要望書を県に提出しました。
県に要望書を提出したのは、合志市議会の議員たちです。
市議会によりますと、畜産農家の数は合志市が県内3位ですが、半導体関連企業の集積などで、農地が工業用地や住宅用地に転用されていて、3年ほど前と比べて約100ha減っています。
そのため、畜産農家から将来への不安の声が上がっていて、要望では青木照美議長たちが「産業と農業のバランスを重視すべきだ」と訴え、県に農地の確保などを求めました。
これに対し、県は「畜産農家へのアンケート調査の結果から具体的な施策を考えたい」と話しました。