核兵器の廃絶を訴えるため、国連の欧州本部を訪れた熊本県の高校生平和大使が、報告会を開きました。
高校生平和大使 林田美咲さん 済々黌2年「もし身近な友達、家族、愛する人が一瞬でいなくなってしまうことを考えると、核兵器の苦しみ悲しみを伝え、これは単なる歴史の1ページではないことを訴えた」
「高校生平和大使」済々黌の林田美咲さん(16)は、8月からスイスのジュネーブにある国連の欧州本部に全国11万人分の署名を届け、軍縮部の事務所長に核廃絶や平和の実現を訴えました。
核兵器の脅威が世界で高まる中、林田さんは「対話を重ねて小さな合意から信頼を築いていくことが重要」と話し、これからも県内の小学校や中学校で平和学習の講演などを続けるということです。