きょう(9月20日)は「彼岸の入り」です。熊本県の人吉・球磨地域では「相良三十三観音めぐり」の秋の開帳が始まり、多くの参拝者が訪れています。

相良三十三観音は、18世紀の終わりごろの江戸時代に選定されたと伝えられ、日本遺産を構成する文化財の一つです。

きょうは朝から相良村の17番札所「上園(うえんそん)観音」や人吉市の1番札所「清水(きよみず)観音」にも参拝者が訪れ、手を合わせていました。

観音像が開帳されるのは春の彼岸の中日と秋の彼岸の1週間だけで、期間中は地元の人たちが交代で参拝者をもてなす観音堂もあります。

この観音めぐりは、1年以内に三十三番札所すべてを参拝するとご利益があると言われていて、秋の開帳は今月(9月)26日までです。