香川県広域水道企業団は、業務委託先の会社の元社員が、客が納めた上下水道の料金約212万円を着服していたと発表しました。客への被害はないということです。

着服していたのは、香川県広域水道企業団が東讃ブロックの検針業務などを委託している「第一環境」の元社員です。企業団によりますと、元社員は昨年3月から先月にかけて、客が納めた上下水道の料金を企業団に渡す際、証拠書類となる領収書の控えを引き抜いて実際より少ない金額を渡し、総額212万円あまりを着服していたということです。

後日、別に着服した金で穴埋めを繰り返し、発覚を免れていました。客に未納や督促などの被害はなく、すでに全額が企業団に返還されています。企業団は、受託者のコンプライアンス研修の実施など再発防止策を求め、確実に行われているか監督するとしています。