■東京2025世界陸上 女子200m準決勝(18日、国立競技場)

女子200mの準決勝が行われ、日本記録保持者の井戸アビゲイル風果(24、東邦銀行)が出場も、23秒15(-0.1)の組8着で日本勢初の決勝進出は叶わなかった。

前日の予選では22秒98の組5着もタイムで拾われ、日本勢14年ぶりの予選突破を決めた。世界陸上、女子200mの準決勝進出は、2011年のテグ(韓国)大会の福島千里のみで、2人目の快挙だった。

準決勝は1組目に登場した井戸は、予選と同じく世界陸上200mで3連覇狙うS.ジャクソン(31、ジャマイカ)と同組。ファイナル進出は各組2着以内、プラス3着以下タイム上位2人で、決勝進出であれば日本史上初の快挙だったが、海外勢のスピードについていけず。

井戸は8月の山梨の大会で22秒79の日本新記録を叩き出し、福島千里の記録を9年ぶりに更新。日本女子短距離界の新エースとして臨んだ今大会は、13日に行われた混合4×400mリレーにまず出場し、日本勢初のファイナルに進出に貢献。初の世界陸上で計4本走り、強豪を相手に堂々の走りをみせた。